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コーディ、WWEやバレットクラブを語る

time 2016/12/25

WWEを退団し様々な団体に参戦し、
”The American Nightmare” Codyに改名してバレットクラブに加入が発表されレッスルキングダム参戦も発表されたコーディ・ローデスが
これからについてやWWEについて色々語っています。

ー来年以降のあなたのキャリアは、BULLET CLUBのほかのメンバーのように、ROHと新日本プロレスを股(また)に掛けることになりそうですか。そうなると、弱小団体の出場は減りそうでしょうか。

今のところオレは2017年11月までブッキングを抱えているんだ。超満員でも250人という会場もあれば、東京ドームのように4万人以上入るところもある。オレはプロレスファンと独占契約しているのさ。

ーWWEを辞めた時、『ファイナル・バトル』大会のようなすばらしいシーンを想像していましたか。

心から正直を言えば、こんなにうまく回っていくとは思っていなかった。WWEを辞める選手やクビになる選手は少なくない。そうした選手が他団体に出向くと、多少は盛り上がるものだが、その盛り上がりというのはやがて引いていく。ところがなぜか、本当にうれしいことなんだけど、オレの場合には流れが上向きなんだ。WWEという世界最大のプロレス会社の力を借りないで、自分のブランドを作り出し、うまくやっていくことができるというのは、本当にエキサイティングなことなんだよ。忙しくて手が回らない。人を雇わないといけなくなってる。アホらしいと思うだろうが、ある若者を雇ってソーシャル・メディア対応をやらせてる。本当にクールだよ。

ーあなたは伝統的なプロレスラーのキャリアパスを逆行していると思いますか。

オレにとってもっとも衝撃だったことは、今のプロレスラーはWWEがなくてもいいということだ。WWEは世界最大の、もっともすばらしいプロレス団体だ。『レッスルマニア』があるから、ほとんどのプロレスラーはそこに出場することを目標にしている。でも、それももう不必要なんだ。だって、このソーシャル・メディアとストリーミングの時代には、プロレスファンはこれまでにないほどたくさんのオプションを持っているんだからね。だから僕の場合は、一歩後退したというよりは、全くこれまで通りやっている感じがする。「確かにオレはもうWWEの選手ではないけれど、オレのことならEvolveやROH、TNAで見てくれよ」という感じだ。もともとはオレもあんたと同じように考えていた。特にオレは2世、3世レスラーだからね。かつてはこの業界には、2世・3世レスラーは、若い頃に、1か月でもいいから日本に行く、というルールがあったんだ。そうしたら、「オレは日本で戦った」と言えて、それが信用につながっていたんだ。でもそれって、2世・3世の父親世代が子どもをある意味けしかけるためのウソだったんだ。

ーほんの数年前には、WWEは向かうところ敵なしでした。いつからこんなに劇的な変化が生じたのでしょう?

歴史的な分析を本気でやるとすれば、CMパンクのあの悪名高い"パイプ・ボム"インタヴュー(注:体制批判を含んだ過激発言)の頃かもしれない。インタヴューの中身がどうのこうのではないにしても、この変化に大きく関係しているのは確かだ。それに、トリプルHのNXTの成功を考えると、ここ4、5年のことではないかと思う。WWEが選手のことを、彼らが演じさせたいキャラとしてではなく、選手をあるがままの姿で雇い始めたんだ。好事例はサモア・ジョーだ。彼はまさに殺人鬼、バッドアスな圧殺屋だ。でも誰も彼のことを、サモア・サムライにキャラ変更させたりしないだろう?分かるかな?こういうことが競争を促すんだ。だからみんなが他団体を探し始める。新日本プロレスを見たがる。FloSportsなどのストリーミング中継を見たがるんだ。これこそまさに、この業界の研究をする人にとっては、最適のケース・スタディだよ。プロレスにいつ競争原理が復活したのか。現に完全に復活しているからね。協力的な競争関係もある。EvolveとWWEはとてもいい関係を築いている。でも僕は、(Evolve創業者の)ゲイブ(・サポルスキー)はWWEよりおもしろい大会を開催してやろうと思っていることを知っている。最高の商品を提供することが彼の仕事なんだからさ。

ーそうすると問題は、もっとも満足の行くキャリアを実現するためには、プロレスラーはどの団体にいるべきか、ということになりますね。

自分がこれからどうなるのかについてすら、自分でも分かっていないんだけどね。分かるなら知りたいものだよ。先日妻から、「もしWWEが、戻ってきてロイヤル・ランブルに出場してくれないか、って言ってきたらどうする?」と聞かれた。その場合は「答えはノー。そんなことには興味はない」だ。すると彼女は、「じゃあ、ロイヤル・ランブルで復帰して、そこからレッスルマニアに向けて、あなたとトリプルHの抗争をしていこう、と言われたら? 」と言う。そうなるとオレの答えはすっかり変わってくる。おそらく自分の心の中では、最終的にはWWEに戻ろうと思っているのだと思う。でも現時点ではそれは全く念頭にない。今は試合をするたびに、自分が最終的にどこにいれば満足なのかについて、少しずつ理解が深まっている。

ー絶対という言葉を言わないように気をつけているように聞こえます。

「自分は絶対にWWEに戻らない」などという人のことは、オレは理解できない。そりゃ不満はいろいろあったが、戻ってそうしたことをやり直したいと思わないのだとしたら偽善者だと思う。よほどひどい目に遭ったのでなければ、絶対という言葉を使う人は愚かだと思う。オレなんかは、ひどい目に遭ったとすらいえないくらいだしね。

ー例えばリコシェのように、WWEに入団したことのない選手は、自分の居場所を見つけ出すという難問にどう取り組めばいいのでしょう。

前に若手選手からこう聞かれたことがある。「みんなが逃げだそうとしている場所を目指したいというのは、愚かなことでしょうか」。オレは、そんなことは全然ないぞと答えた。確かに、WWEが巨大なマネー帝国であるというみんなの幻想のバブルは弾けた。給料はいい。でも、WWEには常に、カネ以上のこと、つまりレッスルマニアという、業界最大の大舞台に立つというチャンスがあったんだ。だから、もし自分がリコシェの立場なら、そこを目指すのは自然なことだと思う。最大の舞台を目指さないといけないし、それはレッスルマニアなんだ。でも、彼のこれまでの実績を踏まえれば、彼はもはや、低賃金の育成契約で入団して、WWEのテレビに出られればそれでいいという脳天気で世間知らずの子どもではないんだよ。そこが今起きているすごいことなんだ。つまり、選手はどこでもやっていける力を手にしているんだよ。

ーではもしあなたがリコシェとの対戦を組まれたら、彼を勝たせますか?

ああ。オレは"オーヴァー(put over=勝たせる)"という言葉は嫌いだが、自分にスポットが当たる時もあれば、相手にスポットが当たる時もあるということは分かっている。オレが20代の頃には、自分のことばかりを必要以上に考えている選手がたくさんいた。アトランタで開催されたレッスルマニアでオレがレイ・ミステリオに勝った時(2011年4月3日、レッスルマニア27)、彼の人気はその後も落ちなかったが、オレは全くの別人、要注意人物として台頭したんだ。だからリコシェのような選手のためなら、勝たせてやることには何の問題もないよ。

ーインターネット上のファンやメディアが、"オーヴァー"といった隠語を使うと、プロレスラーはいら立つものですか。
数年前にオレが隠語は嫌いだと発言したら、多くの人から独善的だと批判されたから、その件については話さない。ただ、オレは隠語は使わない。弱小団体でオレを使ってくれる若いプロモーターの中には、弁護士資格でも取ったかのように隠語を駆使するヤツもいる。オレは彼らの話を聞くし、意味は理解できる。でもオレはそうした言葉は使わないから、ヤツらが本当に驚いているのが分かる。オレの口からは"ヒール"(訳注:heel:悪役)や"ベビーフェイス"(訳注:babyface:善玉)といった言葉は出てこないんだ。なぜなら、そうした言葉はもはや正確ではないからだ。BULLET CLUBはどちらだ?ヒールか、ベビーフェイスか?どちらでもない。彼らはテレビスターなんだ。隠語はかつての意味を失ってきている。だからそういう言葉を使う人がいると、何だか笑っちゃうんだよ。父はそんな言葉は使わなかった。オレは父の影響を受けているんだと思う。

「今のプロレスラーはWWEがなくてもいい。」とコーディは語る。(George Tahinos)
ーポップ・カルチャー全般でも、多様化・細分化が広がっていますから、プロレスも例外ではないですよね。

そうだね。プロレスもほかのエンターテインメントと一緒に成長しなければならない。プロレスファンはいつも、大好きなテレビ番組や映画と同列でプロレスのことを見ているからね。石器時代のような言葉を使うのは辞めよう。隠語を使うと本当に怒り出す人もいるしね(笑)。

ーWWEでの最後の数年間、今のプロレスファンが、あなたのキャラクターへの取り組みを応援しなかったのは何だったんでしょう。

みんながよく忘れているWWEの要素に、ライヴ・イベントがある。テレビではなく、ライヴ・イベントこそがWWEの核心なんだ。会社にとって売上をあげるのがライヴ・イベントであり、『マンデー・ナイト・ロー』や『スマックダウン』はそのためのコマーシャルであり、ライヴ・イベントでファンは試合を見るんだ。これがスポーツ・エンターテインメントのスポーツの部分なんだよ。スターダスト(注:ローデスが2014年から2016年に演じていたキャラクター)について、ほかの選手と比べてもうまくいっていたことを1つ言えば、ライヴ・イベントでの存在感は本当に強烈だったんだ。僕は何でも思う通りにやらせてもらえたよ。でもライヴ・イベントでの評判に、テレビでの扱いが追いつかなかった。しかもスターダストはタイミングも悪かった。当時はフィン・ベイラーがNXTで悪魔キャラをやっていたし、ケビン・オーエンズがテレビデビュー、セザーロは地球最強の男だった。真正直なことを言えば、スターダストはそうした選手たちほどには優れてはいなかったし、自分でもスターダストをスポーツの部分でそのレベルまで引き上げることはできないと思っていた。AJスタイルズがロイヤル・ランブルにやってきた。彼のこれまでの業績全体が彼をここまで引き上げた。やることなすこと、AJは全てを分かっていた。なのにオレはこんなゴム製のラバースーツを着ててさ、「こんな選手たちと戦うことになったら、これでは一層のハンディキャップになってしまう」って思っていたんだ。そんなこともオレのWWE離脱を早めた。オレは史上最高のレスラーになることに挑戦したかったんだよ。

ー興味深いですねえ。あのキャラの限界を、全くそんなふうには見ていませんでした。

ただの心配にすぎないのかもしれないけどね。父を亡くした時、オレはおそらく、落ち着くまでゆっくりと時間をかけるべきだったんだろう。父が中断したところを引き継いでいこうという気持ちが生じてきたんだと思う。その作業はスターダストではできない。オレにとっては父は史上最高のレスラーだ。みんながそのことを知らないなら、そのことを知らしめるのがオレの仕事なんだ。父の試合を見ていなくても、オレの試合は見られるわけだからね。頭がおかしいと思われるかもしれないが、それがオレの父なんだ。父の存在と対峙したくない息子なんていないと思う。そう考えるようになったことこそ、おそらくオレがスターダストをやり続ける気持ちを失った最大の理由だと思う。

ーインディ団体で自分を再発見したことが、癒やしにつながっているかのようです。

それはもう、100%そうだ。墓石や献花もあっていいんだが、最近はそんな場所よりもむしろ会場で、これまでになく父の存在を強く感じるんだ。オレは確かに、奇妙なミレニアル世代だよ。信仰はないし、信心深いわけでもない。死んだらどうなるのかなんて全然分からない。でもオレにも分かるのは、オレが客を大きく沸かせることができれば、父はたぶん見ているということだ。インディ団体のツアーでは、オレは父とのつながりを強く感じている。そしてこの業界とのつながりも強く感じる。歳をとるにつれて、僕はテリトリー制時代のプロレスに夢中なのだけれど、現代にテリトリーが蘇っているんだ。ただテリトリーとは呼ばれないだけでね。

ースターダストはいなくなってしまいましたが、あなたの演劇的な面を再び見ることはあるでしょうか。

スターダストとオレの間にはいろいろあったが、だからといってオレはあいつを封印しようとは思っていない。ただ、オレが自分でキャラのコントロールをしたいだけなんだ。

コーディ・ローデスが語る、WWE離脱、BULLET CLUB入りと亡き父について

 

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